予言者育成学園 Fortune Tellers Academyのゲームジャンル「RXG」(リアル連動ゲーム)が示す通り、実際の世の中の出来事を予知して遊ぶ予言テストがFTAのコアの要素であるのは言うまでもありません。しかしその一方で、ゲーム内に登場するキャラクターやアルカナ、そして彼らが活躍するシナリオが好きな生徒も多くいるようで、イラストやショートストーリーがTwitterに投稿されています。
現在様々なジャンルで展開されているFTAの二次創作活動の仲間にFTAのTRPG(予言者育成卓ゲ部)という、また面白そうなニューフェイスのジャンルが加わりました。

サイコロ

聞きなれない人もいるかもしれないTRPGについて説明をすると、TRPG(Table talk Role-Playing Game)とは、ドラクエやFFのようにパソコンやスマートフォンやゲーム機などのコンピューターで遊ぶRPGではなく、プレイヤーがテーブルを囲んで会話をしながら紙や鉛筆やサイコロを用いて遊ぶ、実にアナログな非電源のロールプレイングゲームを指す言葉です。
(ちなみに、Table talk RPGは和製英語で、英語圏ではTabletop RPGやpen-and-paper RPGと呼ばれています。)

TRPGのプレイにおいてゲームマスター(GM)は欠かせない存在です。GMは大本のゲームシステムに沿った物語の基本的な筋道や設定をシナリオとして作成し、プレイ中はゲームの進行役として一般のプレイヤー達を導きます。卓上で絶対の存在として、言わばコンピューターのRPGにおけるコンピューターの役割をGMが担います。
GMが人間であるため、その場の流れに応じて展開は柔軟に変化していきます。会話が横道に逸れていくこともしばしばありますが、それもまた同じ空気を共有して楽しむTRPGの魅力の一つでもあります。

TRPGの楽しみ方はゲームのプレイそのものだけに留まりません。大本のゲームシステムの構築、魅力的なシナリオの作成、プレイ風景を記録したリプレイにもそれぞれ需要が存在しています。

TRPGはテーブルを囲んでプレイするという性質上、そもそもみんなで一か所に集まらないと遊べないのが悩みの種でした。そこで、チャットなどインターネット環境を用いて楽しむオンラインセッションも行われるようになりました。
たとえ対話がオンラインになっても、GMとプレイヤーの掛け合いにサイコロの思し召しを添えたアナログな感覚はそのままです。

話を予言者育成卓ゲ部に戻すと、FTAのTRPGは現在オンラインセッションにてテストプレイが開催されています。
ゲームシステムとしてはFTAの魅力的なキャラクター設定とストーリーをベースに、バトルパートもTRPGの文法に落とし込むべく奮闘されています。サイコロを使用する判定場面が増えるとプレイ時間が長くなるため、簡略化できる部分はないか試行錯誤されているようです。

TRPGのジャンルはハマる人はとことんハマるディープな世界です。FTAから派生したTRPG化計画がどこまで深くなっていくのか、興味深いです。

予言者育成学園TRPG(非公式)
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