スクウェア・エニックスがスマホ向けに提供しているリアル連動ゲーム(RXG)「予言者育成学園 Fortune Tellers Academy」は、一日中アプリの画面を開いているよりも他のアプリの合間にプレイすることを運営側が推奨しているゲームです。
オプションでプッシュ通知設定をしておけば、予言テストの答え合わせが始まったときや大アルカナがやってきたとき、PPが全回復したときにスマホに通知が届くようになっています。

プッシュ通知設定
「その他」→「オプション」のプッシュ通知設定

しかし、通知設定をしてあるのに大アルカナ発見の通知が来ないといった嘆きをよく見かけます。
通知を発信するサーバーに障害が出ていたり、途中のインターネットの経路で障害が出ていたりと、通知が届かない原因は様々あるものですが、もしも使っているスマートフォンやタブレットがAndroid 6.0以上だった場合には、「電池の最適化」が悪さをしているのかもしれません。

Dozeとアプリスタンバイは、Android 6.0(Marshmallow)で導入された、スマートフォンやタブレットの電池消費量を抑えるための電池の最適化機能です。
Android 7.0(Nougat)では更に改良されたDozeが搭載されています。

Android 6.0 の変更点 | Android Developers
https://developer.android.com/about/versions/marshmallow/android-6.0-changes.html
Android 7.0 の動作の変更点 | Android Developers
https://developer.android.com/about/versions/nougat/android-7.0-changes.html

ざっくり言えば、使われていないアプリが裏側で通信する頻度を抑えれば、電池の消費も抑えられるというものです。

スマートフォンやタブレットのアプリはアプリそのものを開いて使っていないときでも、SNSの新着情報を確認するとか、最新の天気予報を持ってくるとか、クラウドにデータのバックアップを行うとか、裏側で様々な通信を行っています。
便利なアプリ機能を提供するために欠かせない仕組みではあるのですが、通信すればするほど電池の消費はより大きくなってしまうのです。
普段常に身に着けて使っているスマートフォンやタブレットですから、搭載できる電池の容量にも自ずと限界があります。
そこで、画面を消しているとかスマホやタブレットが使われていない状態であれば、裏側の通信頻度を抑える電池の最適化機能が搭載されるようになりました。

Android 6.0以降、標準の状態では一部のシステムアプリを除いてONにされている電池の最適化機能なのですが、これによってアプリの通知が届かないなど、ユーザーにとって困った事態を引き起こしているのです。

FTAの通知が届かない原因が電池の最適化にある場合、これをOFFにしてあげることで改善するかもしれません。

Dozeの設定はAndroidの「設定」画面の「電池」の項目にあります。

Android設定画面
設定画面から「電池」を開く

「電池」画面のメニューから「電池の最適化」を開くと、インストールされているアプリ毎に最適化の有無が表示されます。

電池の使用を最適化
標準では殆どのアプリに施されている「電池の最適化」

「電池の使用を最適化」から「最適化しない」に切り替えれば、そのアプリは電池の最適化の対象外となります。

最適化する/最適化しない
最適化する/最適化しない

最適化していないアプリ
最適化を解除した状態

簡単に実行できる手順なので、該当する環境で困っている方は試してみるといいかもしれません。